一般的となっている香典返しの際の半返し

2017年07月13日
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いただいたお香典のお礼として贈る品物のことを香典返しといいます。お香典の本来の意味は、葬儀の費用をお互いに補うための相互扶助だと言われています。そのため、必ずしもお返しをする必要があるわけではありません。

けれども、最近はいただいたお香典に対してお返しを贈ることは常識となっている傾向にあります。そして、その額はいただいた額の3分の1または半分の金額の品物をお返しすることが一般的となっていますが、最近は半額の半返しが多いようです。

香典返しはその品物を何にするかという点が悩むとことかもしれません。最近の傾向として使うか使わないか、趣味に合うかどうかわからないなどの点を考えて、カタログのギフトを選ぶ人が多くなっているようです。これだと先方の好みに合わせて好きな品物を選んでもらうことができます。

少し前までは、お茶やタオル、洗剤などの日常の消耗品を贈る人が多かったようですが、最近はこだわりを持ってブランドものの紅茶やお菓子など少量でも品質の良いものを選ぶ人も増えています。香典返しは仏式の葬儀の場合は四十九日の忌明けのあいさつのお知らせと一緒に贈るのが一般的です。

しかし、最近は忌明けを待たずに葬儀の当日に渡してしまう即日返しも増えているようです。この場合、最近はその場で品物を選ぶことができることが多くなっていますが、金額としては参列者全員が同じ金額となり、半返しということにならない場合も出てきます。あまりいただいた額と見合っていない場合には、後日、忌明け後にあらためて別の品物を贈るということもあるようです。