これは苦肉の策であると同時に最善の策かもしれない

2017年04月08日
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お葬式に参列する場合は、ご遺族が香典は要らないと宣言しない限りは香典を持参するのが一般的なマナーとされます。このお金でお葬式の費用を賄えるからです。この場合は、そのお金の一部を利用して香典返しと呼ばれる返礼品がいずれ渡されるのが通例となっています。

その香典返しは親族間に対しては後日にご遺族から品物を直接または郵送で送り届けられることになります。しかし近年はその品物に代わってカタログギフトの形でやりとりする事例が多数増えてきました。カタログギフトの利点は品物選びを相手に任せられることとなります。

しかし値段と品物の費用対効果を比べた結果、また既に身の周囲に品物が多数ある現状では案外欲しい品物がないと回答する人も多数増えてきています。そうなるとカタログギフトでは却って迷惑行為そのものとなってしまいかねません。かといって品物を直接ご遺族自らが選ぶ行為は、うまくすれば喜ばれますが、下手をすればその人の好みではないということで有難迷惑になってしまいかねません。そこでその妥協の産物として商品券という存在があります。この商品券では全国各地のスーパーやデパートで現金の代わりに使えるようになっていて、買い物のアイテムは特に限定されていません。実質現金の代わりになるし、有効期限もないので、受け取った人は欲しい時に欲しい金額分だけ欲しい品物を買うことが可能となります。またこの商品券は場所をほとんどとらないというメリットがあります。